【硫黄島からの手紙】から学ぶこと
今更ですが「硫黄島からの手紙」という映画を見ました。
感じたことを書きます。
確実に負けてしまう戦いはしてはいけない。一方で・・
この映画の映像や状況からも分かるように「確実に負けてしまう状況で戦うのは意味がないこと」だと感じている。
硫黄島での戦いはもはや、日本国の敗北が濃厚だった。
そういった戦いでは負けのダメージをどれだけ減らせるかに執着すべきであって、想いやプライドというものは捨てなければいけない。
しかし、一方で負けを認めるにしても司令官の一声で全てを変えることができないのは理解ができる。あの状況では、司令官以外に自分の側近(メンバー)も同じ意志のもと動かなくてはいけなかった。
これは現代ビジネスにおいても同じことが言えるだろう。
1人が戦況を変えることは極めて困難であり、組織として動く必要があり、組織として動いた時に効果が生まれる。
あの状況は皆で議論をすべきだったのかもしれない。
どのようにして正しい方向に導くのかというのを考えさせられた。
なぜこんなに意味のない仕事をしているのか?
映画の中のワンシーンで、二宮和也さんが穴を掘っている時に「なぜこんなに意味のないことをするのか分からない」と愚痴をこぼすシーンがあった。
この時点で二宮和也さんが演じる兵士の士気は下がっていることが分かる。
それに対して上官はバカの一つ覚えかのように「罰則だー」と言って暴力を奮ってた。
これは何を生み出すのだろう?と凄く疑問に思った。
昭和時代の教育や暴力に反対はなく、むしろ賛成派ではあるが『意味のない罰則』はしたくない。なぜ、君の仕事が重要なのか。自分たちのミッションは何なのかというのは伝える必要がある。
辛い過去を共感することで人は繋がる
映画の中盤、憲兵が合流したシーン。
この時点では、立場も年齢も違う中で、互いに受け入れることはなく距離は縮まらない状態であった。
しかし憲兵の彼が辛い過去を打ち明けた時から2人の距離は一気に近づいた。
人は『辛い過去や経験を共有することで共感する』ことができると思う。
そして、共感は共鳴へとなり、変化が生まれる。
この状態を自由につくることができるようになった時、人のスキルとしては最強だなと感じた。
ちょっと感想でした。
他にも色々思いましたが、やはり大事なことは「今は本当に幸せ」だと感じたことですね。
あの時代に歯向かうことをすれば、それは『死』を意味したでしょう。
今の時代に上司に歯向かって死ぬことってありますか?笑
同僚に意見を言って死ぬことってありますか?笑
ないですよね。だったらもっと議論をした方が良い。どうしたら良くなるのか。
ちゃんちゃん。